Googleマップやカーナビなどを使用されますと、通行困難な細い道を誘導することがありますので、こちらをご参考の上、お越しくださいますようお願いいたします。

実習を有意義なものにしていただくために

小鳩会での実習で多くのことを学んで頂き、有意義な実習としていただくために、
下記の内容について、事前に理解していただくようにお願いします。
また提出していただく書類がありますので、ご記入ください。
実習に来られる皆さんと一緒に、子どもたちに関わることができることを楽しみにしています。

提出書類

下記の文書をご記入のうえ、オリエンテーション当日に必ず持参していただき、実習担当者にご提出ください。
実習調査表
実習誓約書

小鳩会の基本理念・方針

基本理念


一人ひとりの子どもが主体者として尊重され、権利が守られること。また、将来社会に自立し幸せな人生をめざし歩む力を育むことを目標に、入所児童広く社会全般の家族と子を守る支援を行うことを基本理念とする。

基本方針


  • 乳児院・児童養護施設併設を活かし、0歳から18歳(20歳)までの養育の連続性を大切にした一貫養護とし、入所児童に「つながりのある育ち」を提供すると共に、社会に自立後もつながり応援する。
  • 養育において、ユニット形式による小規模グループケアとし、より家庭に近い生活の取り入れを積極的にすすめ、一人ひとりに個別的で丁寧な支援を行う「家庭的養護」を提供する。
  • 子どもは地域の中で育まれる視点を持ち、地域の一住民として定着すると共に、施設機能を活かしたサービスを提供できる地域に根ざした施設として存在する。
  • 里親養育家庭への支援、家族と子を守る視点から地域子育て支援も含め、社会的養護にかかる子ども、その家庭への支援を実施する。

実習のルール

プライバシー保護(守秘義務)について


乳児院・児童養護施設に入所している子どもの措置理由はさまざまです。入所児のプライバシー保護のため、実習生にも守秘義務があります。実習中に見聞きしたことを他言しないようにお願いします。
実習ノートに子どもの名前を記載する場合は、イニシャル表記でお願いします。子どもたちの児童票については、見せることができません。また、ソーシャルネットワークサービスを通じて、子どもの情報漏えいも守秘義務違反になります。

安全・保健上の留意点


私たちは、子どもたちの大切な命を預かっています。低月齢であるほど、子どもたちは自身で自らの安全・健康を保つことができません。周囲の大人の目配り・気配りが重要です。
子どもたちの対応については、必ず職員の指示に従ってください。実習生自身の判断で勝手に行動しないようにしてください。分からない時、困った時、気づいた時は、必ず職員に相談してください。

実習計画について


実習先ホーム、実習日程、開始・終了時間については、実習初日に日程表をお渡しします。

実習日誌の書き方


各学校で指導を終えて実習に入られることかと思いますが、私たち職員は、実習生の方々が子どもとの関わりでどのように感じ、考え、そして援助方法を学んだのかを存分に実習記録に記入してくださることが一番重要だと思っています。

実習上の留意点


  1. あいさつ:「おはようございます」「こんにちは」「ありがとうございます」「失礼します」など、あいさつをしましょう。
  2. 健康管理:実習中は、緊張や環境の変化から体調を崩しがちです。健康には十分留意して下さい。早寝・早起きを心掛け、毎日三食は必ず摂るなどの原則を忘れないようにお願いします。もし、実習期間中に体調が悪くなり実習に来れない時は、必ず電話連絡してください。各種予防接種も必要に応じて、受けておいてください。
  3. 服装:動きやすく、肌の露出の少ないものを着用してください。乳児院ホームは、必ずエプロンを着用してください。児童養護施設のホームでは、幼稚園の送迎などもありますので、ジャージ(ズボン)の着用は避けてください。エプロンは調理時などに使用します。
  4. 子どもの呼び方:○○ちゃん、○○くんと呼んでください。
  5. 職員の呼び方:○○さんと呼んでください。小鳩会では「先生」は使用していません。
  6. 子どもとの関わり:勝手な約束はしないでください。物品や金銭の受け渡しは絶対に行わないでください。また、実習生自身の住所や電話番号は教えないで下さい。メモをとる場合は、子どもの目に触れないように注意してください(子どもたちの生活場所にいるということを忘れないでください)。
  7. 貴重品・携帯電話:更衣室にロッカーがありますので、必ず入れてください。各ホームに持ち込まないようにお願いします。ロッカーの鍵は、実習初日の出勤時にお渡しします。実習最終日には、必ず返却してください。
  8. 持ち物:エプロン、着替え(汚れた時のために)、実習簿、筆記用具、メモ、スリッパ、必要に応じて水着など(特に夏期の児童養護施設にて)、名札(子どもに危険のないように配慮してください)
  9. 食事精算表:オリエンテーション時または実習初日にお渡ししますので、記入して、実習最終日前日に事務所で精算してください。時間は9時半~16時半の間にお願いします(1食300円)。
  10. 出勤簿:配属ホームでの保管になります。捺印に関しては、配属ホーム職員の指示に従ってください。
  11. 施設利用に関して:1日30分間の休憩があります。静養室を使用してください。他の実習生と時間が重なる場合があります。最後に静養室を出られる方は、鍵を事務所に返却してください。静養室などの施設の部屋を使用した場合は、綺麗になっているか最後に確認をしてください。本体施設は安全管理のため、17時以降は玄関や裏口等を施錠しています。施錠している扉から出て帰宅される際は、鍵を閉めてもらうように必ず職員に声を掛けてください。

子どもたちとの関わりの中での性に関する3つのポイント

①服装および子どもとの距離感やスキンシップ


  • 実習中の服装については、子どもへの刺激や影響に配慮して、肌の露出が多い服や下着が見えるような服は避けてください(襟の周りが大きく開いて胸元が見えるシャツやローライズのジーンズなど)。
  • 子どもとの距離やスキンシップについては、幼児期と学童期、同性間と異性間などで対応が異なるため、実習の際に各ホーム職員にご確認ください。

②性に関する個人情報について


  • 子どもたちが実習生に恋愛や性に関するプライベートなことに関して質問することがあるかもしれません。「彼氏、彼女がいるか?」「キスしたことがあるか?」から始まり、時には性交体験に関することまで聞かれる場合があります。これらの子どもたちの興味本位な質問には決して正直には答えず、「秘密だよ。こういうのをプライバシーといって、むやみに人に聞いたり、話したりすることじゃないんだよ」と自分自身のプライバシーを守りながら、プライバシーを守ることを子どもたちに教えてあげてください。

③情報の共有について


  • 子どもたちとの会話や関わりのなかで、年齢にふさわしくない性に関する質問や発言、行動などを目にしたり、耳にしたりする場面があります。そのような時は「どうしてそんなこと聞くの?」「どうしてそんなこと知っているの?」など情報の出所を確認するとともに、必ず職員にそのことを報告し、情報を共有することが大切です。これらの情報から、子どもが性被害や性虐待に遭っていることが発覚したケースも多くあります。
  • 思春期の子どもたちの恋愛や性に関する質問や打ち明け話については、「誰にも言わないで…」と口止めされたとしても、必ず職員に報告して情報を共有してください。性交体験をした話の場合、子どもたちの妊娠や性感染症の問題など、大きな問題に発展してしまうことがあります。

他施設性教育委員会資料 引用

実習プログラムについて(社会福祉士)

①職場実習(ステップ1)


児童福祉分野で社会福祉士として仕事に携わるには、「子ども」についての理解が不可欠です。乳児院・児童養護施設併設の小鳩会のメリットを生かし、配属ホームだけではなく、乳児ホームにも入ることによって、幅広く子どもへの理解を深めていただくことをねらいとしています。

②職種実習(ステップ2)


直接処遇職員が、日々何を考え支援を行っているのか、意図を持った関わり・支援を学んでいただきたいと考えています。私たち職員は、それぞれの子どもを取り巻く状況(発達も含め)に基づき、効果的な支援を展開する必要があります。効果的な支援を展開するには、子どもの見立ても重要です。そのため、トレーニングとして、ステップ2では毎日配属ホームの子どもの個別記録を記入していただき、子どもたちが何を考え、感じているのか、その子の行動の意味など、気づいた点を端的に記入していただきます。

③ソーシャルワーク実習(ステップ3)


子どもへの理解を深めると共に、それらを活かしつつ、個々のケースとしてどうとらえるか、自立支援計画を作成していただきます。

新型コロナウイルス感染症対策・対応について

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