いつでも帰れる”ふるさと”でありたい

小鳩乳児院は様々な事情により家庭で暮らせない0歳から概ね就学前の乳幼児が生活しています。
ひとつの部屋に子ども5~6名の小規模のグループで養育者と共に過ごしています。
担当制をもとに愛着関係、信頼関係を大切にし子どもの思いに丁寧に寄り添い
一人ひとりの子どもを尊重し、家庭的な雰囲気の中子ども達はのびのびと生活しています。

小鳩乳児院は、滋賀県唯一の乳児院で、昭和37年に大津市から幼児院とともに運営を当法人に移管された施設です。児童養護施設小鳩の家と一体化した養育方針のもとに運営されており、子どもたちの0~18歳までの育ちを支えています。
子どもたちは、概ね年齢別に構成された6つのホームに分かれて、一人ひとりが職員にしっかりと受け止められ、大切に育てられています。近くに近江神宮があり、子どもたちは自然に囲まれた静かな環境の中でのびのびと育っています。

乳児院とは…


乳児院は児童福祉法第37条に定められている児童福祉施設です。
保育士、看護師、栄養士、心理職、家庭や里親を支援するソーシャルワーカー、医師など専門的な知識をもったスタッフが乳児だけでなく幼児やそのご家族、地域に至るまでまるごとサポートできること。それがわたしたち乳児院の強みのひとつです。
何らかの理由でご家族が赤ちゃんを育てられなくなった時に児童相談所を通じて一時的または中・長期的にお預かりし、24時間365日体制で養育する「もうひとつのあったかいおうち」。それが乳児院です。

小規模ユニットケア

より家庭に近い環境を備えた居室で小規模グループ(4~6人)が養育者と共に生活しています。居室には、それぞれキッチン・お風呂・トイレ・リビングが完備されています。家庭的なぬくもりを感じながら、子どもが生活の主体となるよう、一人ひとりの育ちを大切にしています。

チームで子どもや家庭を応援します

  • 子育てについての知識や経験豊富な職員が協力し、子どもたちの生活と健康をしっかりと見守ります。また心身ともに健やかで豊かに成長するよう一人ひとりの子どもの個性を大切にし、きめ細やかな養育を心掛けています。
  • 様々な専門スタッフにより養育を行っています(保育士・看護師・児童指導員・助産師・栄養士・家庭支援専門相談員・里親支援専門相談員・心理士・業務員・嘱託医など)。

地域社会とつながる

  • 子どもたちが地域の中で見守られ育つように、自治会・子ども会に参加します。
  • 地域貢献として、井戸水や院庭の開放、地蔵盆やラジオ体操等の会場提供を行っています。
  • 地域の方と共に主催運営する「小鳩まつり」を開催しています。
  • 法人の行事や地域行事に相互参加する等、地域に向けて積極的な働きかけを行い、地域と密な交流関係ができています。